どうも、クマゴロです。
今日はいつもより早起きして天保山まで出かけてきました。
天保山と言えば大阪が誇る(?)、「海遊館」のある場所です。
海遊館に行って海の生き物たちを見ながらニヤニヤして…
といきたいところですが今日は海遊館には目もくれず、「客船ターミナル」に向かいました。
実は今日、クルーズ船が大阪港に来てたんです!
(正確に言うと2/13(月)の夕方か夜まで停泊してます)
海遊館の脇にでかい船がひっそりとたたずんでいたのに気づいた方もおられたのではないでしょうか。
(↓こんな感じ。左方向に進むと海遊館です。)
「クルーズ船が天保山に来てさらに船内見学会あり!」
という情報を少し前に仕入れてたので、今日はそのために天保山に行ってまいりました!
クルーズ旅行に行ったことはあるものの、今回のような見学会に参加するのは初めてだったのでわくわくドキドキしながら参加してきました。
今日はその「船内見学会」について書きたいと思います。
天保山にたたずむクルーズ船…その正体は?!
天保山にふらっと現れたクルーズ船の正体は、
「Holland America Line(ホーランドアメリカライン)」
という船会社が運行しているクルーズ船の1つ、
「ホーランド・アムステルダム」
という船です。
船内見学会のことに触れる前にホーランド・アメリカ・ライン(以下:ホーランドアメリカ)のことを少しご紹介します。
Holland America Line(ホーランドアメリカライン)って?!
ホーランドアメリカはアメリカに本社を置く、
創業144年(2017年現在)を迎える老舗の船会社です。
「オランダ」と「アメリカ」を結ぶ海運会社がその始まりだそうです。
そのまんまですね。笑
代理店の方曰く、ホーランドアメリカは「クイーンエリザベス号」を有する船会社「Cunard Line(キュナードライン)」の創業179年(2017年現在)に次ぐ2番目に歴史のある会社とのこと。
現在、ホーランドアメリカは、
「カーニバル・コーポレーション」の傘下にあり、
60,000トン級~100,000トン級の中型船でクルーズを展開しています。
ホーランドアメリカは「プレミアムクラス/プレミアム船」に位置づけられている船会社です。
※クルーズ船のクラスについては過去の記事をご覧ください。
「カーニバル・コーポレーション」の傘下にはホーランドアメリカ以外にも
・カーニバルクルーズライン(カジュアル船)
・コスタクルーズ(カジュアル船)
・プリンセスクルーズ(プレミアム船)
・キュナードライン(ラグジュアリー船)
・シーボーンクルーズ(ラグジュアリー船)
など、カジュアルクラスからラグジュアリークラスに至るまで10のクルーズ会社がいるそうです。
船会社が集まっているという意味では航空会社のアライアンスみたいですね。
ホーランド・アムステルダムって?!
「ホーランド・アムステルダム」は約63,000トンとホーランドアメリカが持つクルーズ船の中では小さめの船です。
“小さめ”と言っても、乗客定員は「1,380名」となかなかの規模です。
この船はホーランドアメリカの「旗艦(フラッグシップ)」と言われ、
夏季 → アラスカ方面のクルーズ
冬季 → グランドボヤージュ(世界一周やアジア周遊など)
を主に担当しています。
今回、大阪は天保山にホーランドアムステルダムが寄港しているのは、
「2017年出発のグランドワールドボヤージュ」
のコースの1つの寄港地にとして大阪が設定されているためです。
このグランドワールドボヤージュ、日程はなんと111日!!
アメリカのフォートローダーデール(アメリカ東海岸)に始まり、
・パナマ運河
・アメリカ西海岸
・ハワイ、グアム
・東アジア(日本、韓国、中国)
・東南アジア(ベトナム、シンガポールなど)
・インド、スリランカ
・中東(トルコ、ヨルダンなど)
・地中海(ギリシャ、スペインなど)
などの方面をめぐり、再びフォートローダーデールに戻ってくるというコースが組まれています。
いざ、ホーランドアムステルダムの船内へ!
ホーランドアメリカとホーランドアムステルダム号の概要をお伝えしたところで、本題の「船内見学会」について書いていきます。
船内は外国?船内見学会は事前予約が必要!
まず、今回のような乗船見学会は基本的に「事前予約制」です。
1~3ヶ月に1度くらいのペースでクルーズ旅行を扱う旅行代理店(*)がそれぞれ見学会の情報を出してるはずなので、それに対して事前に申し込みを行います。
(*関西圏では今回我が家が利用したIACEトラベルの他、クルーズプラネットやJTBなどがクルーズを扱ってます)
申し込みの際はパスポート情報が必要です。
今回のホーランドアムステルダムのような外国籍のクルーズ客船の“船内”は我々日本人にとっては基本的に「外国」扱いになります。
海遊館の横に停泊していようが神戸港に鎮座していようが“船内は外国”という位置づけです(^^;)
(乗客として乗る場合は本来なら乗船前に税関や検疫をクリアする必要があります)
その関係でパスポート情報を事前に旅行代理店の方経由で船会社に対して申請するような流れになっています。
そのため、当日もパスポートが必要です。
(もちろん、勝手に個人で船内に立ち入ることはできません)
今回の船内見学会は、
・ホーランドアメリカの概要説明:約30分
・船内見学:約90分
・船内で小休止(歓談)、質問タイム:約30分
だいたいこのような流れで進みました。
小さめの船とは言え、ある程度の人数で船内を一通り巡るとなるとそれなりに時間かかってたように思います。
参加者は全部で50名弱で、2つのグループに分かれて行動しました。
ざっと見渡した感じではクマゴロ家が一番若手だっと思います。
(全体的に60代前後のお金&時間に余裕のある諸先輩方が多かったです)
ホーランドアムステルダムの船内を一挙ご紹介!
今回は残念ながら客室を拝見することはできませんでしたが、それ以外の主だった設備は一通り見学することができました。
全ての設備という訳ではありませんがぜひお付き合いくださいませ。
【アトリウム】
ゲストリレーションのあるアトリウムの中央には重厚なオブジェに目を奪われます。
このオブジェ、時計として機能しているようです。
【ピナクルグリル】
ピナクルグリルは有料レストランの1つで最も人気のある場所だそうです。
レストラン内にあったこのお花、実は「生花」なんです。
他にも至るところに生花が飾られていて、クマゴロ家的には地味にポイント高かったです。
【シアター(クイーンズラウンジ?)】
ショーなどが行われる劇場です。
席の1つ1つがふかふかで幅も広く、ゆっくりできそうな感じでした。
【メインダイニング】
2階層の吹き抜けになっています。
下層が固定の時間(17:45と20:00の2回制)、上層がフリー(時間指定無し)用の席になっています。
全体的に窓が多く、明るかったです。
【リド・レストラン(リド・マーケット)】
ビュッフェ形式のレストランです。
サラダやパスタはオーダーしたものをその場で作ってくれるタイプでした。
(今回は見学会なので食事にはありつけず…残念)
【ピアノバー】
ここ以外にもピアノや他の楽器が置いてあるバーがいくつかありました。
他にも音楽関連の設備やイベントに力入れていたりと、ゆっくりと優雅な時間を過ごしたい方にはもってこいな船なのかなという印象でした。
【図書館&パソコンコーナー】
とにかくのんびり過ごしたい!という方にはもってこいの場所かもしれません。
ちなみにネットは有料です。(ホーランドアメリカに限らず大抵の船会社は有料)
【その他の設備】
カリナリー・アートセンター。
パッと見、小さな劇場ですが、垂れ幕の裏にこのようなキッチンが隠れています。
ここでクッキングショーなどが催されるそうです。
カフェ。
レストランで無料のコーヒーを飲むことはできますが、こういったカフェで有料のコーヒーを飲むこともできます。
屋内プール。残念ながら水は抜かれてました。
フィットネスセンター。食べ過ぎた後にぜひ。笑。
カジノ。停泊中は営業してません。
賭け事はほどほどに…。
【船内の雰囲気、装飾】
船内を見渡すとこのような美術品、アンティーク用品が数多く見られます。
こういった部分に力を入れているのもホーランドアメリカの特徴のようです。
【屋外】
船の上から見た海遊館。
このアングルで海遊館を見られる機会はそう無いかもしれません。
ホーランドアメリカの船には船の名前が付いた椅子が必ず設置されているとのこと。
おわりに
今回は初の船内見学会について書いてみました。
プレミアム船の雰囲気を感じることができただけでなく、パンフレットの中でしか見たことのないホーランドアメリカを肌で感じることができ、収穫の多い1日になりました。
最後にノベルティまでもらって、乗客でもないのに夫婦そろって乗客気分に浸ってました(^^;)
ただ、今回は日曜開催だったにも関わらず現役世代が少なかったのはちょっと残念でした。涙。
現役世代代表(自称)としてクルーズ旅行の若年化(?)に向けて今後も情報発信していきます!
最後までお読みいただきありがとうございました。
クマゴロでした。
他のクルーズ体験記はこちら
今回のホーランドアメリカラインの船以外にプリンセスクルーズの「ダイヤモンドプリンセス」の船内見学会にも参加してきました。良ければご覧ください。
ホーランドアメリカの船ではありませんが、他の船で行ったクルーズ旅行記はこちらからどうぞ!