クマゴロ(@kumagoromi123)です。
クルーズ旅行を検討している際、「日本人コーディネーター乗船!」みたいな情報を見かける時があります。
最初はそう思っていましたが、実際に日本人コーディネーターが乗船しているクルーズを体験したことで、そのありがたさを痛感しました。
この記事では「日本人コーディネーターって何?」というテーマについて解説していきます。
日本人コーディネーターは「【クルーズの選び方】外国船の日本発着クルーズと海外発着クルーズの違い!」の記事で触れている、海外発着クルーズにおける「言葉(船内でのコミュニケーション)」の不安について助けてくれる心強い味方です。
英語は苦手!という方も日本人コーディネーターがいるだけで海外クルーズのハードルがぐっと下がります。
- 日本人コーディネーターとは?
- 日本人コーディネーターがやってくれること
- 日本人コーディネーターの対応が難しいこと
- ツアーの添乗員との違いは?
について1つずつ解説していきます。
この記事の情報がクルーズ旅行のお悩み解決の一助になれば幸いです。
海外発着クルーズの特徴(おさらい)
「【クルーズの選び方】外国船の日本発着クルーズと海外発着クルーズの違い!」の記事では、日本発着クルーズと海外発着クルーズの違いとして、
- 言葉(船内でのコミュニケーション)
- 発着地までの移動
- 安心感
この3点について解説しました。海外発着クルーズの場合、
- 言葉→船内のコミュニケーションは英語が基本
- 発着地までの移動→日本から現地までの移動が必要(国際線)
- 安心感→基本的に自分たちでの対応が必要
といった点を日本発着クルーズとの違いとして挙げました。
今回解説する日本人コーディネーターは、
- 言葉(船内でのコミュニケーション)
- 発着地までの移動
- 安心感
「言葉」のサポートをしてくれる存在です。
日本人コーディネーターとは?
まず、日本人コーディネーターは平たく言うと、クルーズ船内の乗組員のうち、日本人の乗客向けの対応に特化した日本人のスタッフさんのことです。
- 船内新聞の日本語対応
- 乗船時や下船時の日本人向け説明会
主にこの2つについて日本人客のサポートをしてくれます。
日本人コーディネーターのサポート①船内新聞の日本語対応
まずは1つ目の「船内新聞の日本語対応」について説明します。
私が思うに、船内新聞の日本語対応が日本人コーディネーターさんの心強さNo1と思ってます。
海外発着クルーズの場合、通常は船内新聞は英語となります。
A4の見開き1枚の表裏に本日のハイライト、レストランの営業時間やドレスコード、船内イベントの詳細、出港する時間、船内ショップのセール情報など、様々な情報が所狭しと並んでいます。
これ全部、訳して理解するの、大変ですよね^^;
こんな時、日本人コーディネーターさんがいてくれると、英語の船内新聞が…
こうなります。
どちらが分かりやすいか、一目瞭然ですね笑
上記はロイヤルカリビアンクルーズのベトナムクルーズの時でしたが、ハワイクルーズ(ノルウェージャンクルーズのプライドオブアメリカ)でも日本人コーディネーターさんが乗船していて、日本語の船内新聞を届けてくれました。
英語の船内新聞が…
日本語に早変わり!
ベトナムクルーズ、ハワイクルーズともただの個人旅行で、日本人コーディネーターさんが乗っていることすら知らなかったのですが、乗船後、こちらから相談することなくご厚意で日本語版を届けてくれました。
英語のみだと、1日の概要を掴むだけでも一苦労なので、このサービスは本当に助かります。
日本人コーディネーターのサポート②日本人向け説明会
2つ目のサポート内容は「日本人向け説明会の実施」。
日本人コーディネーターが乗船しているクルーズ船では、
- 乗船時の説明会
- 下船時の説明会
この2つの説明会をやってくれることが多いです。
乗船時の説明会では、
- 船内施設の説明
- 船内での過ごし方やクルーズカードの説明
- 寄港地で船を降りる際の注意点
などについて、下船時の説明会では、
- 下船する際の事前準備
- 下船当日の流れ
などについてそれぞれ日本語で説明してくれます。
クルーズ旅行が初めてだったり、初めて乗るクルーズ会社だったりすると分からないことも多いので、こういうのがあるととても助かるんじゃないかなと思います^^
まとめると、「海外クルーズにおける船内生活の最低限の日本語サポートをしてくれる」のが日本人コーディネーターさんの役割と言えます。
日本人コーディネーターが対応できない内容
日本人コーディネーターさんはクルーズ船内において、日本語サポートをしてくれる心強い味方ではありますが、何でもかんでもサポートしてくれるのか?と言われるとそうではありません。
日本人コーディネーターが対応できないこともあります。
- 寄港地での観光案内
- クルーズ乗船前と下船後の対応
大きくはこの2つと思っています。
対応できないサポート①寄港地での観光案内
クルーズ旅行では様々な国や地域に寄港します。
寄港地では寄港地観光(オプションツアー)を利用したり、自分たちだけで観光したり、過ごし方は人それぞれです。
ただ、いくら日本人コーディネーターさんが日本語対応してくれるからと言って、寄港地の観光にツアーの添乗員さんのように付いてきてもらう、といったことはできません。
事前におすすめポイントなどを質問するくらいは問題ないと思いますが、ガッツリ観光もサポートしてもらう!という訳にはいきません。
中には「日本語ガイドによる寄港地観光」がオプションツアーに組み込まれるケースもあるので、この場合は日本人コーディネーターとは別のガイドさんが案内してくれることになります
対応できないサポート②クルーズ乗船前と下船後の対応
日本人コーディネーターさんの主な役割は「クルーズ船内における日本人客のサポート」がメインとなるので、クルーズ船に乗る前や降りた後の対応について相談するのは少し違います。
例えば、
- 空港から港までの行き方が分からないから教えてほしい
- 下船した後にホテルに泊まるから手配してほしい
- (下船後に)荷物を預かっておいてほしい
のようなケースですね。
クルーズ船に乗る前と降りた後はノータッチの領域になるので、この部分で日本人コーディネーターさんの力は借りれません。
日本人コーディネーターと添乗員の違い
日本人コーディネーターのサポート内容についてはこれまで書いた通りです。
ここで、疑問が1つ。
「日本人コーディネーターと添乗員って違うの?同じ?」
というギモン。
結論から言うと別物です。表でまとめると以下のようになります。
対応内容など | 日本人コーディネーター | 添乗員 |
---|---|---|
船内新聞の日本語対応 | 〇 | 〇 |
日本人向け説明会 | 〇 | 〇 |
レストランでの日本語サポート | × | 〇 |
寄港地での日本語サポート | × | 〇 |
乗船前・下船後のサポート | × | 〇 |
トラブル時のサポート | △ | 〇 |
所属 | クルーズ会社の関係者※ | 旅行代理店の関係者 |
※厳密には日本人コーディネーターさんも「旅行代理店」の方ですが、外国船クルーズ各社の日本法人や日本総代理店の関係者であることが多いという観点から「クルーズ会社の関係者」と表現しています。
日本人コーディネーターは、「船内での最低限の日本語サポート」に特化しているのに対し、添乗員は船内だけでなく、日本と発着地間の移動や寄港地も行動を共にするなど、「旅行の最初から最後までサポート」してくれるのが特徴です。
見方によっては日本人コーディネーターよりも心強い存在ではありますが、
- クルーズ旅行の料金が高くなる
- カチッと行程が決められることが多い
という側面もあるため、どちらが良いかは人それぞれかと思います。
まとめ
この記事では海外発着クルーズにおける日本人コーディネーターの役割やツアーの添乗員との違いなどについてまとめました。
個人的には船内新聞の日本語対応が本当に助かるので、英語が苦手であったり、いちいち日本語訳したくない!という方には日本人コーディネーターが乗船しているクルーズを選ぶのはおすすめです^^
- 日本人コーディネーターは船内の最低限の日本語サポートをしてくれる存在
- 海外は色々不安だからとにかく日本サポート必須!
→添乗員付きのパッケージ旅行がおすすめ - 最低限の日本語サポートはほしい!
→日本人コーディネーター乗船のクルーズがおすすめ - 日本語サポートなくても大丈夫!何とかなる!
→全世界のクルーズから選び放題
皆さまのクルーズ選びの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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