クマゴロ(@kumagoromi123)です。
この記事ではクルーズ旅行における「客室」について書いています。
というクルーズ船の客室の種類やそれぞれ違いに関する疑問や悩みについて、ざっくりと説明していきます。
まず、結論としては以下の通りです。
- 客室は大きく分けて4種類!
「内側」「海側」「海側バルコニー」「スイート」 - 料金は内側→スイートの順に高くなる!
内側<海側<海側バルコニー<<<スイート - 初めてのクルーズであれば「海側バルコニー」推奨!
- 内側は安いけど、中・上級者向け!
この記事を読んでいただければ、
- クルーズ船にある4種類の客室とそれぞれの特徴
について理解を深めていただけます。
クルーズにおける4種類の客室
クルーズには大きく分けて4種類の客室タイプがあります。
- 内側
- 海側
- 海側バルコニー
- スイート
それぞれの特徴を表でざっとまとめると以下の通りです。
項目 | 内側 | 海側 | 海側 バルコニー | スイート |
---|---|---|---|---|
料金 | 安い | 内側×1.2 | 内側×1.5 | 内側×3以上 |
窓の有無 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
バルコニー有無 | × | × | 〇 | 〇 |
バスタブ有無 | ×(シャワーのみ) | ×(シャワーのみ) | ×(シャワーのみ) | 〇 |
広さ | 15㎡前後 | 15㎡前後 | 20㎡前後 | 30㎡以上 |
付加サービス | × | × | × | 〇 |
- 「海側」以上の客室に窓がつく
- 「海側バルコニー」以上の客室にバルコニーがつく
- 内側~海側バルコニーは部屋の大きさの差はあまりない
- スイートは広さ、サービス含め別格
ではここから、それぞれの客室について個別に説明していきます。
クルーズ船の客室①「内側客室」
「内側」の名の通り、船の内側に位置している客室です。
クルーズ船の内側に配置されているので、「窓が無い」のが特徴の1つです。
窓が無い代わり、内側客室は全客室の中で最もリーズナブルな客室になります。
クルーズ旅行のパンフレットを見ると、
「地中海クルーズ11日間 98,000円~498,000円!!」
のような記載を見たことがある方もいらっしゃるかもしれません。
パンフレットに載っている、金額の安いほうor〇〇円~となっているのは基本的に「内側客室の料金」です。
我が家は「地中海クルーズ」と「日本発着クルーズ」の時に内側客室を利用しました。
- 【旅行記まとめ】ノルウェージャンエピックで行く地中海クルーズ
- 【旅行記まとめ】ダイヤモンドプリンセスで行く日本発着クルーズ
内側客室はその安さが最大の特徴ですが、窓がないため、太陽の光を感じることができないのが弱点の客室です。
クルーズ船の客室②「海側客室」
「海側客室」以上の客室は基本的に船の外側に位置しています。
海側客室の部屋には小さな窓が付いています。
窓があるので、外の景色を眺めたり、朝日を感じながら目覚める、なんてこともできます。
窓が付いて外の景色が見えるようになる分、料金が少し高くなります。ケースバイケースですが、「内側客室に比べて1~2割増し」くらいに見ておけば良いと思います。
我が家は「ベトナムクルーズ」と「日本発着クルーズ」の時に海側客室を利用しました。
- 【旅行記まとめ】ボイジャーオブザシーズで行くベトナムクルーズ
- 【旅行記まとめ】コスタネオロマンチカで行く日本発着クルーズ
という場合は海側客室がおすすめです。
クルーズ船の客室③「海側バルコニー」
船の外側に位置している点は海側客室と同じです。
窓のみではなく、「バルコニー(ベランダ)が付いている」のが海側バルコニーの特徴です。
外の景色を楽しむことができるのはもちろんのこと、
- バルコニーに出て風を感じる
- バルコニーから景色を五感で感じる
- バルコニーで朝食をとる
といった楽しみ方もできます。
あとは、バルコニーから見える景色を写真に撮りやすい、というのもメリットの一つですね。
内側や海側だとそもそも写真が撮れない、窓を介してじゃないと外の写真が撮れないので、
我が家は「カリブ海クルーズ」と「南太平洋クルーズ」、「ハワイクルーズ」の時に海側バルコニーを利用しました。
- 【旅行記まとめ】オアシスオブザシーズで行くカリブ海クルーズ
- 【旅行記まとめ】セレブリティソルスティスで行く南太平洋クルーズ
- 【旅行記まとめ】プライドオブアメリカで行くハワイクルーズ
料金は、「内側客室に比べて5割増し(約1.5倍)」くらい上がりますが、お金を出す価値は十分あると思います。
予算が許せばぜひおすすめしたい客室ですね^^
クルーズ船の客室④「スイート」
誰もが一度は泊まってみたい部屋、それが「スイート客室」です。
スイートはバルコニーも付いているので、一言で片づけると「海側バルコニーの仲間」にはなりますが、上で述べてきた一般客室(内側/海側/海側バルコニー)と比べるとハード面・ソフト面ともに別格の位置づけの客室です。
一般客室との違い1:部屋の広さ
スイート客室は他の部屋と比べて、断然広いです。
我が家が初めて乗ったクルーズ船「オアシスオブザシーズ」の例で見ると、
- スタンダード内側:13.0㎡
- スタンダード海側:16.1㎡
- スーペリアバルコニー:16.9㎡+4.9㎡
これに対し、スイート客室は
- ジュニアスイート:26.6㎡+7.4㎡
- オーナーズスイート:51.6㎡+22.5㎡
- スターロフトスイート:67.0㎡+38.0㎡
- グランドパノラマスイート:84.9㎡+14.9㎡
- ロイヤルロフトスイート:148.5㎡+81.1㎡
※客室の広さはOasis of the Seas(オアシス・オブ・ザ・シーズ)の情報|ロイヤル・カリビアン・クルーズ日本語公式サイト (royalcaribbean.jp)より引用
広さの桁が違うのがお分かりいただけると思います。
(下手すると自分の家より広い部屋もあるという・・・^^;)
一般客室との違い2:バスタブの有無
日本では住宅・ホテル等でおなじみの「バスタブ」。
実はクルーズ船の一般客室にはバスタブがなく、シャワーブースのみ、というのが大半です。
上の写真の右側がシャワーブースです。
スイート客室には大抵の場合、バスタブも備わっているので、お湯を入れてお風呂に入りたい!という方はスイート客室を選ぶ必要が出てきます。(中には一般客室でもバスタブありの客室を持つクルーズ会社もあります)
一般客室との違い3:付加サービスがある
ハード面の違いに加えて、スイート客室はサービス面でも一般客室と比べて大きな違いがあります。
スイート客室の中でもさらに上下があり、一概にスイートは全部こう、とは言えませんが、一般的に、
- 優先チェックイン/優先下船
- テンダーボートの優先搭乗
- アルコール含めたドリンク無料
- 船内WiFi無料
- スペシャリティレストラン無料
- 客室内のミニバー無料
- スイート専用レストラン
- スイート専用ラウンジ
- スイート専用プール
- 船内イベントの特別招待/優先席確保
- バトラーサービス
- アメニティのグレードアップ
- シャンパン、ワイン等のサービス
このような至れり尽くせりな付加サービスが付いているのもスイート客室の特徴です。
一般客室との違い4:付加価値がある分、お値段も高い
スイート客室は至れり尽くせりな分、お値段ももちろん高くなります。
スイート客室で一番手頃な「ジュニアスイート」でも内側料金の3倍くらいしたり、7泊8日のクルーズで1人100万円を超えるスイートもあったりします。
我が家はスイート客室には挑戦したことは今のところ1度もありません。
1度はチャレンジしてみたいものです。(遠い目)
まとめ
この記事では、「内側」「海側」「海側バルコニー」「スイート」の4種類の客室タイプについて説明しました。
まとめとしては以下の通りです。
- 客室は大きく分けて「内側」「海側」「海側バルコニー」「スイート」の4種類
- 料金は内側→スイートの順に高くなる!
内側<海側<海側バルコニー<<<スイート - スイート以外は一般客室、スイートは別格!
- 初めてのクルーズであれば「海側バルコニー」推奨!
- 内側は安いけど、中・上級者向け!
(窓無しが問題ないならコスパ最強)
皆さまの参考になれば幸いです。
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