クマゴロ(@kumagoromi123)です。
「クルーズはオールインクルーシブ」
とよく言われます。
オールインクルーシブと言えばオールインクルーシブですが、何でもかんでも料金に含まれている、というものでもありません。
この記事では「クルーズの料金に含まれるもの・含まれないもの」について書いています。
- クルーズの基本料金には何が含まれているか?
- 基本料金以外にどのような費用を想定しておけば良いか?
について解説していきます。
大まかな結論としては以下の通りです。
- 食事、宿泊、船内イベント等は基本料金に含まれる
→これらだけでも人によっては充分楽しめる - チップと港湾税・諸税は基本料金に含まれない&支払い必須
- クルーズをより楽しむためのサービスは基本的に有料
→アルコール類などの有料飲料、寄港地観光、船内WiFiなど - 人により発着地までの移動費用や旅行の準備費用が別途必要
→バス、新幹線飛行機、旅行保険、旅行用品レンタルなど
もう少し詳しく書いていきます。
実際にクルーズ旅行でかかった費用について別の記事でも書いています。
良ければ参考にしてください。
クルーズの料金に含まれるもの
まずはクルーズの基本料金に含まれているものについて。
基本料金に含まれるものは以下の通りです。
- 移動費
→発着地・寄港地の移動費用 - 宿泊代
- 食事代
→メインダイニングやビュッフェレストランでの食事 - 飲み物代
→水、紅茶、コーヒー等のソフトドリンク - 船内イベント
→ショーやミュージカルなど - 共用設備の利用
→プール、ジム、サウナ、レジャー施設など
クルーズ会社によってはルームサービスまで料金に含まれていることもあります。
寄港地を巡りつつ、レストランでの食事したり、ディナーの後にミュージカルを楽しんだり、ジムやサウナで汗を流したり、プールサイドで読書を楽しんだり・・・
これだけ見ると、基本料金の部分だけでも十分に楽しむことができます。
これが「オールインクルーシブ」と言われる理由ですね。
クルーズの料金に含まれないもの
次に、クルーズの基本料金に含まれないものについて。
クルーズの基本料金に含まれていないものは、「チップ・諸税関係」「船内の有料サービス」「発着地までの交通費」「旅行の準備費用」の4つに分けることができます。
項目 | 説明 | 支払いが必須かどうか |
---|---|---|
①チップ・諸税関係 | チップ=サービス料の位置づけ。1人1日ずつ自動清算。諸税は寄港する港の諸費用や税関関係の費用として支払いが必要。 | 必須 |
②船内の有料サービス | 寄港地観光、船内WiFi、有料ドリンク、カジノなど | 任意(人による) |
③発着地までの交通費 | 発着地が海外の場合は日本から現地までの航空券代、日本の場合は横浜や神戸、博多までの交通費 | 任意(人による) |
④旅行の準備費用 | レンタル用品や旅行保険など | 任意(人による) |
- 「チップ・諸税関係」は、支払い必須のため、基本料金にこの金額を足した金額を実際の料金として考えるのが良いです。
- チップや諸税は1週間のクルーズでおおよそ1人3~4万円前後と考えておけば良いと思います。(寄港する場所や数、クルーズ日数により変動します)
それぞれの項目についてもう少し詳しく書いていきます。
クルーズ料金に含まれないもの①チップと諸税
料金に含まれないもの、1つ目は、
- 船内チップ/サービスチャージ
- 港湾税・諸税
です。
船内チップ(サービスチャージ)は「1人あたり1日15ドル」という具合に客室ごとに金額が決まっており、乗船後に一人ひとり、自動で清算されるようになっています。
客室係やレストラン担当、清掃担当など、全員が触れるであろうサービスに対する心付けという形で支払うことになります。
子供については、
- 大人と同額
- 大人の半額
- 清算無し
のいずれかとなります。
「年齢問わず大人と同額」であったり、「3歳以下=無料、4歳~12歳=大人の半額」のように年齢で対応が分かれていたり、「3歳以上は大人と同額」としていたり、クルーズ各社により対応が分かれます。
港湾税・諸税は、寄港する港に対して支払う費用であったり、国をまたぐ際の諸手続きや税関関係の費用等の位置づけで清算が必要な項目です。
国際線の航空券や海外旅行のツアーで例えるなら「空港施設利用料」「旅客保安サービス料」「入出国税」などの料金が追加でかかってくることがあると思います。
あれと考え方は同じです。
クルーズの日数や寄港する場所や数にもよりますが、1週間のクルーズで1人あたり200ドル~300ドル前後と考えておけば良いと思います。
クルーズ料金に含まれないもの②船内の有料サービス
料金に含まれないもの、2つ目は「船内の有料サービス」です。
クルーズ船の中にはレストランの食事やイベントなどの基本サービス以外に、さまざまな有料サービスが存在しています。
主だったサービスと費用感は以下の通りです。
- 有料レストラン
→1回あたり30ドル前後 - 有料ドリンク
→ビール1杯6~7ドル前後 - ドリンクパッケージ
→1日50ドル前後(飲み放題プラン) - 寄港地観光(オプションツアー)
→1人50ドル~300ドル程度(内容による) - 船内WiFiの利用
→1日10~15ドル程度(プランによる) - スパやエステ、マッサージ
→100ドル~(内容による) - クリーニング代
→シャツ1枚5ドル程度 - カジノ
→青天井w - 船内ショップでの買い物
ドリンクパッケージやWiFiについては「購入日からクルーズ最終日までの日数分の料金が必要」というケースもあるので、注意が必要です。
あれもこれもと利用するとあっという間に300ドル、500ドルとカードに請求が来ることになるので、本当に必要なものだけ利用するようにしましょう。
クルーズ料金に含まれないもの③発着地までの交通費
料金に含まれないもの、3つ目は「発着地までの交通費」です。
日本発着のクルーズに行く場合は、
- 自宅⇔横浜/神戸/福岡までの交通費(バス、電車、新幹線など)
海外発着のクルーズに行く場合は、
- 自宅⇔空港間の交通費
- 日本⇔発着地の航空券
- 発着地での宿泊(必要な場合)
がそれぞれ必要になってきます。我が家の場合は、
- カリブ海クルーズ:日本⇔フォートローダーデール
- 地中海クルーズ:日本⇔バルセロナ
- 南太平洋クルーズ:日本⇔シドニー
- ベトナムクルーズ:日本⇔香港
- 日本発着クルーズ①:関西⇔福岡
- ハワイクルーズ:日本⇔ホノルル
- 日本発着クルーズ②:関西→横浜
上記の交通費/宿泊費が追加で必要になりました。
実際にかかった費用については別記事「クルーズ旅行っていくらかかるの?過去のクルーズで実際にかかった費用を公開!」で書いています。
国内、海外問わず、マイルを貯めている人は発着地までの移動費用を大きく削減できるので、よりお得にクルーズを楽しむことができます。
我が家はそこまで貯めていないので、マイラーの方々がうらやましい限りです。
クルーズ料金に含まれないもの④旅行の準備費用
料金に含まれないもの、最後は「旅行の準備費用」です。
クルーズ旅行に直接は関係しませんが、地味にお金かかってくるものとして以下のような項目が挙げられます。
事務手数料 | 数千円×人数分 ※旅行会社に手配を依頼する場合 |
---|---|
タクシー代 | 空港から港までの移動手段として |
旅行保険 | 数千円×人数分 ※金額は期間やプランにより異なる |
WiFiルーター | 1000円前後×日数分 ※金額はメーカーやプランによる |
スーツケース | 自前のものでなくレンタルする場合 |
この辺りは非常に細かい話&人によって必要不要が分かれるので、参考程度に見ていただければ幸いです。
まとめ
この記事ではクルーズの基本料金に含まれているもの・含まれないものについて書きました。
再度まとめると以下の通りです。
【基本料金に含まれるもの】
- 発着地~寄港地の移動費用
- 食事・宿泊代
- 船内イベント
- 共用設備の利用(ジムやプールなど)
【基本料金に含まれないもの】
- チップと諸税※支払い必須
→ざっくり1人3~4万円みておけばOK - 船内の有料サービス
- 発着地までの交通費
- 旅行の準備費用
クルーズはベースの部分は「オールインクルーシブ」と言えますが、より楽しもうとするならばどうしても追加でお金が必要になってきます。
また、サービスチャージや諸税は必ず支払う必要があるため、
と覚えておくと良いですね。
※諸税等は日数や寄港する場所により変動するため参考程度にしてください
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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